センブリ:リンドウ科
センブリという名は
その苦みは、強烈で千回振り出しても、まだ苦いところから、
センブリの名が付けられたといわれている。
日本の民間薬の代表的存在で、
日当りがよく、水はけがよい、山野に自生する2年草。
薬用部は全草。
成分は、苦味配糖体スペチアアマリン、ゲンチオピクロサイドなど、
センブリ特有の強い苦味となっている。
この苦味が、味覚神経を刺激し、唾液や胃液の分泌を高め、胃粘膜にも直接作用し、
消化や食欲増進に役立つとされている。
ただ、衰弱のはなはだしい人や極度の冷え性の人は服用を避けた方がいい。
苦味建胃薬(ゼンブリ)は
頓服的に用いて連用は避けたい。
飲み方
1日1〜2回
頓服
(1回量 粉末0.03〜0.05g、刻み0.1〜0.3g)