クズ(葛根・葛花) :マメ科
昔は、クズのつるを材料にして葛布に織って着物にもした。
ハルサメに似た“葛きり”は、クズデンプンを水で溶いて煮る。
それを冷やし、うどんのように細く切ったもの。主に料理に使われてきた。
クズデンプンは
葛粉とも呼ばれるが、和菓子の材料や葛湯として使われている。
漢方の葛根湯等に配合されている生薬。
根以外の種子、花、葉、くず澱粉は食品扱いにされている。
薬用部分
花(葛花)
根(葛根)
薬効
解熱、鎮痛、鎮痙、発汗。
飲み方は
葛湯
かぜの初期に、寒気や熱をとる。
葛花
二日酔いの時に、3〜5gを300ccの水で煎じて沸騰した後、冷ましてから飲む。
葛根
水洗い後、生のまま約100gを小さく刻み、ミキサーで水と粉砕して、上澄み液を飲む。