6.  めまい、ふらつき

 日経ヘルス:000/10-

  「めまい」に抗ウイルス剤が効いた二週間の服用で八割の患者が改善」

めまい、耳鳴り、難聴などの症状で悩む人は多い。多くが原因不明の「めまい症」や「メニエール病」という診断が下される。症状がひどい人も多くて、つらい病気だが、有効な治療法がない。ところが、こうした重症の「めまい」に、口唇ヘルペス、単純疱疹などのヘルペスウイルス感染症の治療に使われる坑ウイルス剤アシクロビルを使って、画期的な効果を挙げている医師がいる。
七戸院長はメニエール病の治療を行ううちに、悪化と軽快を繰り返す症状が、唇に水泡の出るヘルペスウイルス感染症に似ていることに気づいた。「ヘルペスウイルスは、頭部の神経に潜伏し増殖する事で口唇ヘルペス、ヘルペス性口内炎などを起します。このウイルスが、同じ頭部で平衡感覚や聴覚を司る神経に感染した場合、その症状がめまいとして現れる可能性は高いと考えたのです」(七戸院長)。幸いにも、アシクロビルは非常に副作用が少ない。七戸院長は、90年から重症のめまい悩む患者に考え方を説明した上で、同意を得て治療をスタートした。すると、投与開始後10日でめまいが完全に消失する患者が現れ、ほぼ全員に著しい効果が認められた。