胃 腸

 こどもの腹痛

こどもの「お腹が痛い」という訴えは
親の目から見て、腹痛を起こしている用に思えたりすることは、日常よく起り、自分のことではないので、親はあわててしまいがちだが、そのほとんどは緊急な処置を必要としない腹痛である。「子供の腹痛」の80%は、便秘、急性胃腸炎(食べ過ぎも含む)、かぜ、によるもので、これらであれば特に心配することがないが、残りの20%は、治療を必要とする消化器の病気なので、注意して欲しい。

注意したい
「お腹が痛い」という訴え
  1. 発熱
    38C前後の熱が腹痛に伴って現れる場合は、虫垂炎や腹膜炎の可能性もある。
  2. 下痢
    下痢が止まらない、血便がでるなどは、虫垂炎や腸重積症であることがある。
  3. 嘔吐
    嘔吐を何度も繰り返したり、黄色い胆汁や血が嘔吐物に混じっているときは、腸閉塞、腸重積症の可能性もある。
  4. ショック症状
    あくびを繰り返したり、ぐったりして眠ってしまう場合はショック症状を起こしている場合がある。
  5. 腹部が腫れる
    お腹を触ってみて膨れている場合は、危険な状態が多いので至急、かかりつけの医師に診てもらう。

 こどもの下痢

原因は
  1. かぜに伴うウイルス
    これは、比較的軽く、かぜが治れば下痢がおさまるのが普通。
  2. 細菌性の下痢
    食品を介して最近が体内にはいり胃腸炎を起こして下痢をする。
    子供は、最近に対する抵抗力が弱いために大人よりも食中毒にかかりやすい。
  3. 代謝異常
    糖質、脂肪、たんぱく質をうまく代謝できないために起る慢性の下痢。
  4. 神経性
    精神的に非常な緊張を強いられるといった場合に起こす下痢。
  5. その他
    アレルギー、飲みすぎ、食べ過ぎ


 
下痢が子供の体に大きな負担を与える理由!

  1. 水分や電解質の代謝調節機能が弱い。
    子供は腎機能や内分泌機能ができあがっていないので、体内の水分や電解質の代謝をじゅぶんに調節することができない。
  2. 水分の出入りが速い。
    子供の体は、水分の占める割合が大人に比べると二割、高いといわれる。しかも、細胞の外にある水分量が多いため、大人より水分の出入り(吸収、排泄)が速いのでいっときの下痢でも急速に脱水状態に陥りやすい。
  3. 汗や呼吸で失う水分が多い。
    運動などで汗をかいたり、皮膚から失われていたり、呼吸の際、息の中に混じって失われている。


子供が下痢をした場合は、大切なことは、脱水を防ぐこと。水分補給のために湯冷ましやお茶を欲しがるだけ与える。スポーツドリンクは、水分だけではなく電解質の補給にもなるので、スポーツドリンクでもかまわないと思う。

下痢の症状がひどい時は、急いで医師に診てもらう。


[漢方薬]

   

処方名

症状

小建中湯 虚弱な子供、よく腹痛や下痢をする子供
柴胡桂枝湯 やや神経質、胃痛、過敏性腸症候群
人参湯 やせて食欲がない
五苓散 急なはらいた、水分を取りすぎた下痢