ゼンソク


ゼンソクとは

呼吸がしにくい状態が発作的に起こる病気。(ヒューヒュー、ゼーゼーというぜん鳴を伴う。)
あまり重くない急性の発作では、治療により比較的短時間で消滅するが、重いものは、会話困難になったり、酸素不足によるチアノーゼ(唇、顔、指などが紫色になる)が出現したり、意識混濁状態に陥ったりすることもある。
  1. アトピー型
    アレルギーのもととなるアレルゲン(ハウスダスト、ダニ、カビ)に接することにより出現するゼンソク
  2. 感染型
    空気の通り道である気道のウイルス感染が主な原因と考えられているゼンソク
  3. 混合型
    両社の混合型

※子供はほとんどがアトピー型ゼンソクで、大人は感染型の発病が多い。


子供のゼン息

子供のゼンソクでは、乳児期には卵白、牛乳、幼児期には、家のほこり(ダニ)やカビなどのような外因性の物質によるアレルギー反応で起こるゼンソクが全体の20%位である。

ダニに対して抗体を持ってしまった子供が空気と一緒にアレルゲンであるダニを吸いこむと、アレルギー反応が起こって、気管支の筋肉がけいれんし、粘膜がはれ、タンの分泌が多くなり、気管支の内腔が狭くなり、このため呼吸が困難になり、ゼーゼー・ヒューヒューというようになる。これが「ぜん息」の発作である。

*親が気をつけたい事!
  • ほこりをさける。
  • ペットは飼わないようにする。
  • 室温、換気に気を配る。
  • 学校生活はできるだけふつうに
  • 水泳などをすすめてみる。
  • 病院に連れていく目安を知っておく。
  • 体力をつけると共に、ストレスに負けない強い心をつくる。

大人のぜん息


アレルギーによるものと、細菌やウイルス感染によるものがある。
気道に炎症が起こり、ぜん息の発症のきっかけになる。

他に、自律神経の失調や内分泌系の異常、ストレスなどもぜん息の発症に関与していると考えられる。

*日常生活で気をつける事!

  • カゼに注意する。
  • 規則正しい生活をする。
  • 食事の量はひかえめにする。
  • 禁煙する。
  • アレルゲンを取り除く。
  • 体をきたえる、体質改善をする。

[漢方薬]


ぜん息の症状を鎮るだけではなく、発作を起こす体質そのものを根本から改善することが大切

タイプ 処方名 症状
実証
(セキが激しい)
麻杏甘石湯 のどが渇く・汗をかきやすい
五虎湯 タンが切れにくい
中間症
(セキが激しい)
神秘湯 のどがゼイゼイ・息切れ
柴朴湯 のどに何かつかえているタンがつまる
小青竜湯 水はな・くしゃみ・体がだるい
半夏厚朴湯 のどがゼイゼイ・気分が沈みがち
虚証 麻黄附子細辛湯 のどがゼイゼイ・背中が寒い
軽いせきがでる